変化の時代を生き抜く人材育成!銀行のリスキリング導入事例
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変化の時代を生き抜く人材育成!銀行のリスキリング導入事例

みなさん、こんにちは。メンバーズルーツカンパニーの広報担当です。

今回は、地方銀行(以下、地銀)やメガバンクで取り入れられ始めた「リスキリング」について調査を行いました。

リスキリングは、企業側が従業員に対して職業能力の再開発を行う取り組みです。DXが加速する中、地銀もデジタル技術等の変化にいち早く対応できる人材を早急に確保しなければならない状況が迫っています。

今後の人材不足・人材育成の対応に各銀行のリスキリングの事例を参考にしてみてはいかがでしょう。

注目のリスキリング! 銀行もスキル再開発の取り組みへ

デジタル関連の業務に携わっている方は、「リスキリング」という言葉を耳にすることが増えているかもしれません。
冒頭でも触れていますが、もう少し詳しく説明すると、“技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために新しい知識やスキルを学ぶこと”で、今年1月に行われた世界経済フォーラム(ダボス会議)にて『リスキリング革命(Reskilling Revolution)』も発表されています。また、日本の大手企業では既に着手し始めている企業もありました。

このように世界規模でリスキリングへの関心は高まっており、10月には岸田総理大臣も総合経済対策にリスキリングを盛り込む方針を固めています。さらに、その支援として5年間で1兆円を投入する方針であり、デジタル環境の変化に強い企業を育む後押しとなりそうです。

以下より、メガバンクや地銀のリスキリングの事例を紹介していきます。

三菱UFJ銀行:全行員へのDX教育で「コア人材」を育成

メガバンクで既にリスキリングに取り組んでいるのは、三菱UFJ銀行です。外部からの専門人材の採用に頼るだけではDX等のデジタル業務には対応しきれないため、人材を社内で育成しているようです。
全行員の教育にeラーニングの実施や指定の外部資格取得者へ行内称号を付与、3年間で最大90万円を支給する取り組みで行員のモチベーションを高めていました。
さらに“コア人材”の育成に力を入れており、コア人材を「ビジネスに加え、テクノロジーやデザインのスキルも身に付け、DXをけん引する人材」と定義したうえで、中堅層と若手・新入社員で2階層に役割を分割。それぞれに合わせた研修を行うとのことです。

参考:三菱UFJ銀行、全行員にDX教育 「コア人材」育成: 日本経済新聞

あおぞら銀行:独自の研修プラットフォームで「コ・ワーク」推進

東京都千代田区に本店を置くあおぞら銀行では、独自の人材戦略を掲げて人材育成に取り組んでいます。
ユニークなのは、業務や部署を超えて協働・連携しあう「コ・ワーク」を重視している点。
リテールや法人営業など各部門の育成メニューや教材、ノウハウを銀行全体で活用するため、自行のポータルサイト内に研修プラットフォームを作成し、全行員に開示・見える化し、誰もが自主的に学べる仕組みを作っていました。研修プラットフォームでは、約100のコンテンツを常時配信しており、リアルで実施したセミナーや研修の映像や音声、教材も収録されているとのこと。

また、三菱UFJ銀行と同様、デジタル人材育成プログラムの強化も行っており、デジタルのコア人材の育成と共に、若手~経営層までの幅広い階層に役割や業務に適した育成コースで全ての従業員に学びの機会を提供しています。

参考:人的資本の持続可能性 | あおぞら銀行

横浜銀行:女性活躍推進プログラムで育休後の活躍へ!

コンコルディア・フィナンシャルグループも、キャリア形成に積極的に取り組んでいます。「リスキリング」を推し進めており、2021年度は行内公募の応募者数129人、登用者数68人との実績もありました。

そして、コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下にある横浜銀行では、主体的なキャリア形成に向けた能力開発や、新たなことへの挑戦を促し、組織活性化につながる多様な人財を登用していくための取り組みを展開。
産育休期間をキャリア形成上のブランクにすることなく、復職後のキャリアを支えるビジネススキルを修得できるよう、オンラインスクール「育休スクラ」を導入していました。
これによって、キャリア形成に向けたマインドセットをしつつ、“自律的な成長”や“社内外のネットワーク形成”を促す時間となるよう支援しているようです。

参考:人財戦略(働き方改革・ダイバーシティの推進) | コンコルディア・フィナンシャルグループ

まとめ

リスキリングは、地銀の営業やマーケターなども含めた多くの行員に対し実施すべき取り組みです。
これからの時代に必要なスキルを持つ人材を人材教育システムと連動し、どのようにして育成していくかを考えることでDX推進のスピードにも変化が出てくると思われます。

VUCAの時代と言われる今、変動が激しく、未来がどう変わるか予測することの難しさを誰もが感じています。
それぞれの地銀がリスキリングを取り入れ、高いデジタルスキルを保持した人材が増え続ける仕組みを作ることが、現在の人材育成の中で最も必要とされていることなのではないでしょうか。

次回もまた、最新の地銀DXに関する取り組みをご紹介していきます。

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