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【銀行アプリ編】地方銀行におけるDX事例まとめ(2021年12月)

みなさん、こんにちは。メンバーズルーツカンパニーの広報担当です。

今回は、地方銀行(以下、地銀)やメガバンク・ネット銀行を含めたスマートフォンアプリのリニューアル状況についてまとめてみました。現在では多くの地銀がアプリを活用しており、スマートフォンユーザーが殆どであることを鑑みると、今後はさらに利便性等の追及が進んでいくことが考えられます。

アプリの刷新や機能追加を検討している地銀の担当者さまはぜひ、他の銀行がどのような機能に力を入れているか参考にしてみてはいかがでしょうか。

使いやすさを追求! UIの見直しや機能追加・削除でアプリを全面リニューアル

各銀行のアプリがリニューアルされています。UI(ユーザーインターフェース)を刷新している銀行も多く、使いやすさを意識しているものが多いようです。

アプリユーザーの入り口となるUIが使いにくい・分かりにくいと感じるものである場合、アプリの使用頻度が低くなることに繋がってしまう可能性もあります。

機能面での追加も重要ではありますが、一度リリースした後でも、定期的にUI周辺の見直しをしながらアップデートを続ける必要がありそうです。

また、機能追加とともに、必要のない機能などの整理をしている銀行も見られました。

日経電子版:京都銀行、アプリ刷新 利用者30万人へ

京都銀行がスマートフォンアプリを全面刷新しました。

これは、2021年度中に中期経営計画の目標を1年前倒しし、利用者数を現在の23万人から30万人に引き上げるという戦略によるもの。

インターネットバンキングとアプリを一体化したことで、アプリ操作のみで振り込みや残高照会が可能になりました。

文字やアイコンを大きくして、高齢者でも使いやすい「シンプルモード」や、目的別に専用の貯蓄口座を開く機能等を新たに追加。

従来は2週間ほどかかっていたアプリ口座の開設も、最短で申し込みの翌日に可能になりました。

将来的には「アプリで地域の総合生活サービスを提供する」という構想を持っている京都銀行。

アプリ内で地方企業のサービスを紹介し、マッチング手数料や広告料で収益を得るビジネスモデルを目指し、来年度をめどに高齢者向けに情報提供サービスの機能をアプリに加えていく方針です。

Impress Watch:住信SBI、アプリを白くリニューアル。目的別口座を使いやすく

住信SBIネット銀行が、アプリ「住信SBIネット銀行」のデザイン変更と機能追加を行いました。

アプリホーム画面のデザインは白を基調とし、ホーム画面の上部で残高表示する口座が選べるようになりました。

また、上部の表示エリアとは別に、利用中の商品・口座について残高が表示されるエリアも追加。保有している目的別口座と、目標金額への達成状況もホーム画面で確認できるようになり、目的別口座では定額自動振替サービスと併用すると手間なく自動貯金が可能になるとのこと。

Impress Watc:「みずほダイレクト」アプリ リニューアル。収支グラフやリマインダー機能

みずほ銀行は、「みずほダイレクト」アプリを9月にリニューアルしました。操作性や機能の使いやすさ、デザインやボタンが分かりやすく一新されています。

新たな機能としては、「毎月の収支グラフ」、「リマインダー機能」、「ご利用カードのアプリ化」を追加。

アプリのアイコンも変更され、アプリリニューアルに伴い、「Apple Watch」、「一生通帳 by MoneyTree」、「MIZUHOカレンダー by CRECO」の連携サービス、および英語表示機能については終了されます。

利便性をアップさせた機能を追加してリニューアル! 煩雑な手続きはアプリへ集約

地銀のアプリに新たな機能が追加されています。

西日本シティ銀行では、紛失した通帳やキャッシュカードの再発行等の手続きをアプリでも可能にするという、地銀では全国初の取り組みをしていました。

また、鳥取銀行はスマート通帳の導入や税金や公共料金、各種料金などを支払うことができるサービス、「ペイジー」を搭載し、機能の拡充に取り組んでいます。

窓口や電話対応を削減できる機能の追加やリニューアルをしつつ、セキュリティ面も強化したアプリにすることでユーザーも安心して使うことができます。

それぞれの地銀で煩雑な手続きもアプリで対応ができるよう、機能を集約している様子がうかがえました。

NetIB-News:西日本シティ銀行、銀行アプリで通帳再発行など可能に

西日本シティ銀行は、紛失した通帳やキャッシュカードの再発行、住所・電話番号の変更といった手続きがインターネット上で可能になる機能を、スマホ向け「西日本シティ銀行アプリ」に追加しました。

これは、地銀では全国初の取り組みとなっており、全国の地銀13行が参加するNTTデータの「地銀共同センター」のサービスメニュー拡大にともなうものです。

対象は普通預金口座、貯蓄預金口座のキャッシュカードを発行済みの個人・個人事業主となっています。

今後、NTTデータは「地銀共同センター」に組み込んだAIエンジンとデータベース管理システムを利用して、参加行へのサービスメニューをさらに追加。

11月中に住宅ローンの受付、12月中に投信口座とNISA口座の開設、来年3月末までに消費者ローン審査承認後の融資実行などがウェブ上で可能になるとのことです。

山陰中央新報デジタル:鳥取銀アプリがリニューアル

鳥取銀行は、スマートフォン向けアプリ「とりぎんアプリ」に、口座残高の詳細を確認できる「スマート通帳」の機能を追加しました。

アプリから普通預金口座の明細を確認する際に、従来の通帳のように入出金明細を表示するスマート通帳機能を導入。通帳と同じような感覚で残高を確認できます。

さらに、アプリ上から振込、振替、ペイジーによる税・料金支払いなどの取引も可能になり、普通預金に加えて、定期預金や投資信託の口座残高も口座一覧画面での確認が可能に。

セキュリティ面では、ワンタイムパスワードの利用を必須化。アプリがより安心して使えるようにリニューアルされています。

まとめ

それぞれの銀行のアプリで、機能追加やリニューアルを繰り返しながらユーザーの求める形を追求している様子が伝わったのではないでしょうか。

今回ピックアップした記事のように、ユーザーにアプリを継続して使い続けてもらうためには、定期的なメンテナンスや機能の追加・削除が欠かせないということが分かります

また、アプリを活用すれば、ユーザーとの対面の機会が少なくとも、収集したデータを分析すれば顧客の状況を知ることができ、ニーズに合ったサービスの提案などにも繋げられる可能性も出てきます。

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