銀行アプリダウンロード訴求の好事例まとめ!UX視点で銀行のWEBサイトを考察!
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銀行アプリダウンロード訴求の好事例まとめ!UX視点で銀行のWEBサイトを考察!

こんにちは、Webディレクターの武田です。
2008年に新卒で入社をしてから、ずっとWEBディレクターを行っています。
2020年の4月メンバーズルーツに転籍してから、さまざまな企業の担当者さまとお話をする機会があったのですが、多くの中小企業のご担当者さまは、ITや広報などと兼務でかつ、担当は1名など、地方企業のWEB担当者は、幅広い業務領域で、色々な事を覚えないといけないと知って、少しでもできることはないかと思いまして、地方企業の担当者に役立つようなTIPSを紹介できればと考えました。
銀行でデジタル施策を推進する上で、重要な施策となっている銀行アプリがあると思うのですが、お客様に利用していただくことがすごく大事なのですが、認知してダウンロードいただくまでが大変だと思います。今回は、WEBサイトなど使ってどのようにDL促進をすれば良いか調べてみたので、共有をさせていただきます。

銀行アプリは金融機関にとって大事なDX施策に

デジタル庁の創設が発表されたように、日本の今後を左右するのは「デジタルトランスフォーメーション(DX)」です。特に、コスト削減と次代のビジネスモデル確立が急務となっている地方銀行・地域金融機関においては、DXの取り組みが自行の生き残りに欠かせないばかりか、地域経済の発展への期待が掛かる取り組みとして期待されています。そのDXの取り組みの中で、特に金融機関において重要な顧客接点となるのがスマートフォンアプリです。

2020年の12月に弊社で地銀64行のアプリの機能状況について独自調査を行ったのですが、第一地銀の約9割以上がスマートフォンアプリを実装済の状態になっておりました。

銀行アプリでは、預金、残高照会機能だけではなく、三井住友銀行さまだったら、AIで預金のアドバイスをくれたり、福岡銀行さまでは、独自クーポンやポイント機能などがあったりと、各銀行ごとに機能がアップデートしていっており、今後の顧客接点は、スマートフォンアプリ中心に行われていくと言っても過言ではありません。

銀行アプリは重要施策だけどダウンロードしてもらうのが大変

これだけ注目されているスマートフォンアプリですが、一個大事な弱点があります。
どれだけ良いスマートフォンアプリを作ったとしても、お客様に認知してもらい、ダウンロードをしてもらわないと、利用してもらえないという点です。このダウンロードをしてもらう部分がとてもハードルが高く、どこの銀行さまでも、お悩みになられていると思います。
銀行さまで行っている施策としては、紙のPOPを作ったり、WEBサイトで訴求するなど、さまざまな取り組みを実施されていると思います。では、一般的にWEBサイトでは、どのような訴求をしているでしょうか?

よくある施策①:TOPページのスライドバナーで訴求を行う。(だいだい3枚目以降)
よくある施策②:ナビゲーションの便利サービスなどにコンテンツを用意する。
よくある施策③:スクロールしないと出てこない、おすすめサービスで訴求。

このような訴求で、本当にダウンロードしたくなりますでしょうか?
今回は、利用するお客様の行動を紐解いて、WEBサイト上でどのようにみられているか?について、共有したいと思います。

実際にアプリを利用するお客様ってどんな方?

実際にアプリを利用するメインのお客様は、銀行口座を開設しようと検討しているお客様でも、実際にATMでお金をおろすお客様でもなく、現在口座を持っていて、ダイレクトバンキングなどを利用しているお客様が、一番のターゲットになると思います。
このため、日頃、ダイレクトバンキングを利用しているお客さまの行動を図表してみようと思います。

一般的にダイレクトバンキングを利用するユーザーの行動

基本的にお金を振り込む人って観点で考えるとこのような行動をとっていると考えます。
この人たちの行動とWEB施策を照らし合わせてみてみると、現状の課題が出てくることがあります。今回は、メインターゲットの気持ちに立って、先ほどお話をした、アプリダウンロード施策を見てみたいと思います。

よくある施策①:スライドバナーでの訴求の場合

1枚目のスライドに掲載されている場合だったら、訴求としては良いかもしれませんが、2枚目以降にバナーがある場合、バナーを見てもらう前に、ダイレクトバンキングにログインをされて離脱をしてしまうと思われるため、メインターゲットに気づいてもらえない訴求になっていると言えます。

よくある施策②:よくあるサービスに掲載

設計の意図としても、コンテンツ主導線の置き場として、よくあるサービスの中にアプリを内包して入れているだけで、メインのお客さまに探してみてほしいという意図は薄いと思われます。
ダイレクトバンキングを使うお客さまが、わざわざ銀行のページを見て、おすすめサービスのナビゲーションを探し出しに行くことは、なかなか行われないのではないでしょうか?

よくある施策③:おすすめサービスでの訴求

そもそも、ダイレクトバンキングを利用するお客さまは、ページをスクロールするでしょうか?ちゃんとしているホームページであれば、ファーストビュー内にログインボタンがあるので、なかなかスクロールがされないと思います。
魅力的なバナーを作って訴求をしたとしても、使い慣れていればいる人ほど、スクロールをされないので、こちらもメインターゲットのお客さまにはなかなか気づかれにくいと思います。

上手にアプリダウンロード訴求ができている事例

では、アプリをダウンロードさせるためには、お客様にどのような状態になってもらったらよいでしょうか?
これは、一つの仮説にすぎませんが、実際にアプリDLページを訴求する場合には、アプリを認知してもらって、ダイレクトバンキングよりも便利なんだというのを理解してもらって、DLを促進することができると、良いのではないかと考えます。

アプリDLをする上であるべきユーザーの行動

この視点で、さまざまな銀行さまのサイトを見た場合に、うまく訴求をできている事例はどこでしょうか?今回は、メガバンク、地銀などさまざまなWEBサイトを見て、特に良いと思った事例を3つ紹介させていただければと思います。

セブン銀行(追従バナー)

ページに入ると、上部にアプリインストールの訴求バナーが表示されます。
目立つ部分にでてくるので、ダイレクトバンキングを使っているユーザーでも、必ず気づいてもらえそうなのと、広告的訴求なチカチカとした訴求ではなく、銀行公式のアプリのような訴求ができているので、無理やり入会を促されているように見えない部分も良いと思いました。

スルガ銀行(ダイレクトバンキングのログインページでの訴求)

ログインページは、ログインをしたい人しか来ないページなので、まずID、パスワードの入力が優先的にくるような導線設計をするのが、一般的だと思うのですが、スルガ銀行さまは、本当に必要な人に、アプリを使ってほしいと、考えているので、ログインボタンの上にバナーを訴求しています。
どのようなお客さんに対して、アプリをDLしてほしいかを考え、その人が必ず通る導線で、訴求できている部分が良いと思いました。

三井住友銀行(ナビゲーション設計)

三井住友銀行さまは、最近リニューアルをされました。
今までは、他の銀行などと同様、商品やサービスは、『ためる』『ふやす』などの商品分類を行ってきていたのですが、今回のリニューアルで、商品・サービスでまとめて訴求をするように変更されています。
一般的な分類だと、『便利なサービス』とかの分類に入るアプリの訴求を、口座開設と同じカテゴリに表示しています。アプリとしてコンテンツを整理するのではなく、お客様がどのように使うか、調べるかの視点でカテゴリ分類できているのが良いと感じました。

まとめ

いかがでしたしょうか。
簡易的な報告になってしまいましたが、UX視点で物事を考えると、色々な課題が見えて来て、個人的にも勉強になるなって思いました。今後も、地方銀行さんの実情を、もっと理解して、お客様に貢献できるようにしたいと考えています。

さらに、過去のセミナー動画のご紹介になってしまうのですが、実際に銀行アプリを利用しているお客様にアンケートをとって、どのように改善していくべきかなどを講演したセミナー動画もあります。今回のUX視点、銀行アプリに関連する話になっているので、興味があるようでしたら、見ていただけますと幸いです。

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